どうも。はっしーです。
今回は、11月5. 6日に大分県豊後大野市の『REBUILD SAUNA(リビルドサウナ)』行われた「サウナセレモニープラン」を体験してきたのでレポートします。
こんな方におすすめ
- ウィスキングに興味がある人
- サウナセレモニーについて詳しく知りたい人
「サウナセレモニープラン」は、ウィスキング+サウナの伝統儀式などが詰まったスペシャルな体験を、REBUILDSAUNAでたっぷりと3時間味わえるプランです。
このプランのために、サウナの本場フィンランドからサウナコンケリのユハとマッティの2人が日本初来訪した本格的なイベントとなっています。
そんな「サウナセレモニープラン」は、どんな体験ができるのか見ていきましょう。
この記事を見てわかること
・Saunakonkeli(サウナコンケリ)について
・サウナセレモニーについて
・サウナセレモニーの体験レポ
ぜひ最後まで見ていってください!
この記事を書いている人
・週1回以上はサウナに通うほどのサウナ好き
・サウナスパ健康アドバイザー、熱波師検定Bの資格保有
・実際にサウナセレモニーを体験した経験をもとに、この記事を書いています。
サウナコンケリ(Saunakonkeli)について
サウナコンケリ(Saunakonkeli)とは、世界サウナ首都に認定されたタンペレ市を拠点に、本場のサウナ体験のガイドや、個人向け/グループ向けのサウナ・アクティビティを提供するフィンランド人ユニットです。
サウナコンケリのメンバーは、マッティとユハ。
2人はフィンランド各地を旅する中で、サウナについて多くを学んだとのこと。
そして、2人はサウナの伝道師としてウィスキングやサウナの伝統儀式を行い、多くの方にサウナの魅力を広めています。
サウナセレモニーについて
サウナセレモニーとは、以下のものとされています。
サウナコンケリによる、象徴化された死と再生のセレモニーは、あなたをもっともディープなフィンランドサウナ体験へといざないます。
セレモニーでは、あなたがロウリュの力に身を委ね、感覚尺度を最大限に開き、自然の四元素のエネルギーを取り入れられるようなサウナ体験の場を整えます。
(引用:サウナコンケリ公式サイト)
具体的なサウナセレモニーの流れは、以下の通りです。
- まずはじめに、全身で自然を感じられる森の中をしばし歩く。
- フィンランド・サウナの癒しの力や長い伝統についての伝授。
- サウナを一緒に温める。
- セレモニーの間には、浄化作用のあるオーガニックのピート(泥炭パック)やウィスキング、そして最後にたっぷりの蜂蜜を使ったトリートメントを施す。
サウナセレモニーの体験レポ
今回のプランは3時間あり、初めの1時間は参加者各々がサウナを楽しみ、残りの2時間でサウナセレモニーが行われました。
今回のサウナセレモニーは、4つのセクションで構成されていました。
流れを簡単に説明すると、以下の通りです。
サウナセレモニーの流れ
各セクションの間には、休憩時間が設けられ、水風呂や外気浴、水分補給を取ることができました。
ウォーミングアップ
なので、まず普段通りサウナを楽しむことに。
サウナ室の温度は85℃とマイルドなセッティング。
普段は100℃程の温度ですが、セレモニー仕様にセッティングしているとのこと。
いつもより長くサウナに入ってじっくり身体を温めました。
水風呂は秋仕様になっており、夏場に伺った時よりもヒンヤリ冷たく体感14度くらいに感じました。
水風呂を出て心地よい秋風が吹く中、祖母山の紅葉の景色にうっとりしながら、外気浴を楽しみました。
サウナセレモニー
ウォーミングアップの1セットを終えたところで、いよいよサウナセレモニーが始まります。
サウナコンケリのユハとマッティ、そして通訳のこばやしあやなさんが登場。
セレモニーの前に、コンケリの2人からフィンランドのサウナについての話やセレモニーの説明を受けます。
その後、4つのセクションが始まります。
(セクション1)サウナで汗を流す。
まずはサウナ室に入り、汗を流します。
しっかり汗をかくと同時に、悲しみや怒りを汗とともに流し出すとのこと。
コンケリの2人からベンチや壁に身体を預けてリラックスした姿勢を取るように言われます。
この姿勢を取って、ゆっくり深呼吸するだけでも、とてもリラックスしてサウナを楽しめます。
気持ちよく入浴していると、突然ユハとマッティが歌を口ずさみながら、木の枝で岩を叩き始めました。
歌はゆっくりとしたメロディーで、石を叩く音がリズムを刻んでいるようで、まるでお経を聞いているかのよう。
フィンランドのサウナでは、人の最後を見届ける場としても使われるとのことなので、日本に通ずるものがあると感じました。
2人の歌に聞き入っていると、身体から汗が吹き出ていました。
汗とともに負の感情が流れ出ていき、心が晴れた気がしました。
(セクション2)ロウリュを受ける。
このセクションでは、ロウリュを受ける。
フィンランドでは、ロウリュで発生した蒸気には魂が宿ると言われており、自分たちの魂の一部も含まれているのだと、コンケリの2人はおっしゃっていました。
また2人はサウナ室の扉を開けて、REBUILD SAUNA周辺の自然から精霊をサウナ室の中へ呼び寄せていました。
そんなスピリチュアルな雰囲気の中、コンケリの2人がロウリュをしてくれます。
薪ストーブに熱せられたサウナストーンに水をかけると、ジューっと音をたてながら蒸気が発生します。
蒸気は瞬く間にサウナ室中に広がり、身体を温めてくれます。
ユハとマッティは鼻歌を歌いながらリズムに乗せて、ロウリュを繰り返します。
最初はマイルドな温度だったサウナ室も湿度が一気に上がったことで、体感温度も100℃近くまで上がったように感じました。
しっかり蒸された後の水風呂は、先ほどのウォーミングアップの時より冷たく感じず気持ちよかったです。
(セクション3)ウィスキングを受ける。(1回目)
このセクションからついにウィスキングがスタート。
コンケリの2人がそれぞれウィスクを2本持ち、ウィスキングを施してくれました。
ロウリュした後にウィスクを振って蒸気を撹拌させたり、ウィスクで全身をトントンと叩いたり押し当てたりしてくれます。
ウィスクは水に浸したり、ロウリュの蒸気を含んでいたりして、葉っぱも柔らかくなっているので、叩かれてもそこまで痛くはありませんでした。
またウィスクは湯たんぽみたいに暖かく、肌に触れた部分をじんわりと温めてくれます。
ウィスクはオークとメープルを使用しており、ウィスキング中はそれぞれの香りも楽しむことも。
肌と香りで自然を味わうことができ、まるでサウナの中に森が広がっているような感覚になりました。
(セクション4)ウィスキングを受ける。(2回目)
最後のセクションは、再度ウィスキングを受けます。
先ほどのセクションより強めにウィスキングをしてくれました。
腕や背中を中心にウィスクがバシバシと強く当たります。
先ほどのセクションより強く当たりますが、葉っぱが当たるだけなのでそれほど痛くなく、むしろ気持ちいい感じでした。
近くで採ってきた杉の枝も使って、膝のあたりをサッとウィスキングしていたところもコンケリらしさがありました。
セレモニーも終盤。
既にウィスキングに満足していると、何やら準備を始めるユハとマッティ。
参加者1人ひとり頭にウィスクを乗せ、水の入ったバケツに両脚を抱えて入れていきます。
脚は冷たいが身体は暖かい、なんとも不思議な感覚です。
そして筒状の楽器を両手に持ち、耳元へ近づけてきます。
すると、カランコロンとオルゴールのような音色が響き渡ります。
赤ちゃんをあやしているかのような、あの世からのお迎えがきたかのような、そんな心地良いメロディーでした。
一見矛盾しているようにも聞こえますが、フィンランドではサウナはお産の場にも、人があの世へ旅立つ場としても使われているので、どちらでもあながち間違ってはなさそうです。
楽器の音色に魅了されて、言葉では表せない高揚感に包まれました。
そんな不思議な音色に加え、薪ストーブの炎のゆらめき、脚を浸けた水の冷たさ、サウナストーンの焼ける音、ウィスクの香りを五感を研ぎ澄ませて体感しました。
火、水、土、空気、自然の四元素を体感した、まさにサウナセレモニーの醍醐味を味わった瞬間でした。
セレモニーが終わった後もしばらく高揚感に包まれていたので、しばらくサウナ室の中で余韻に浸っていました。
セレモニー後のサウナ室はロウリュで床が水浸しになるくらい湿度が高く、ウィスクの葉があたりに落ちていて残り香もありました。
これがもしかしたら、本場フィンランドのサウナなんじゃないかと思いました。
そのあとの水風呂と外気浴も最高すぎて、本当にここは日本なのかと疑ってしまうくらい没入感がありました。
ユハとマッティのおかげで、豊後大野の山奥でもフィンランドを感じることができた気がします。
また、いつかサウナセレモニーを体験できればいいなと心から思いました。
まとめ
今回は11月5. 6日に大分県豊後大野市の『REBUILD SAUNA(リビルドサウナ)』で行われた「サウナセレモニープラン」の体験レポートでした。
サウナコンケリによるウィスキングとサウナの伝統儀式では、普段のサウナでは味わうことができない貴重な体験ができました。
本来フィンランドに行かないと受けれないセレモニーを日本で体験することができて本当に良かったなと思います。
サウナセレモニーが気になった方は、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。